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放っておくと大変なことになる肩こり5つの症状!

更新日 2023.4.21  最終更新日 2023.12.8    文責 柔道整復師 牧口哲也

こんなことにお困りではありませんか?

皆さんは、肩がこるとマッサージ屋さんでほぐしてもらうことで、一時的に楽になったという経験があるのではないでしょうか?

でも、なかなか効果が長続きせず、また肩が凝ってマッサージ屋さんにいく。こんなことを繰り返していないでしょうか?

単純に肩こりといっても、甘くみてはいけません。

今日は放っておくと大変なことになる肩こり5つの症状というタイトルで代表的なお困り症状をご紹介したいと思います。

首や肩の凝りに悩まされている

長時間に及ぶデスクワークや立ち仕事で前かがみだったりと同じ姿勢を取ることで、首や肩の筋肉が緊張しこりを感じることがあります。これは筋肉が硬くなってしまったことで、細胞に血液を通じて栄養素が送られていないことによって起こります。

 

肩こりを感じ始めて初期の段階では、1日ぐっすり寝れば翌朝はスッキリ目覚めて、肩こりを感じずに起きれて、いつもの生活が送れるかもしれません。



 

しかし、その状態をそのまま放っておくと、だんだんと寝ても首や肩のこりが取れなくなってしまい慢性化していくことになります。

首や肩の動きの制限がある

肩こりが進行すると、首や肩の動きが制限されていきます。これは筋肉の硬直や炎症が関与しています。人は前かがみの姿勢で作業をすることが多いので、体の前側についている筋肉が内側に巻いてしまい巻き肩を作ります。

 

すると、後ろ側の筋肉が伸びてしまいます。伸ばされた筋肉は余計な力が加わることに抵抗して縮もうとします。そのせめぎ合いが筋肉の奥深くで行われているのです。

 

 

その状態が長く続くと、だんだん疲れてきてしまい慢性的な肩こりになって首や肩の動きを制限してしまうのです。

 

 

そのような状態で就寝して、首が固まってしまって朝起きた時に痛くて首が回らない。それが寝違えなのです。寝違えは、それまでの姿勢不良の積み重ねの最後の一押しで起きた結果なのです。

 

 

頭痛・目の疲れがひどい

首や肩の筋肉が収縮して血液や酸素の流れが制限されると、頭痛が起こりやすくなります。

脳は全身への指令を出す大切な役割を担っているので、皆さんが考えているよりもたくさんの血液を必要としています。

 

そして、首の筋肉と頭皮は密接なつながりがあるので、首や肩の筋肉が緊張して引っ張られると頭皮も伸ばされてしまいます。頭皮のすぐ下には神経や血管がたくさんあるので、そのため頭痛が起きてしまうのです。

 

 

また、目の神経は頭と首のつなぎ目近くまで来ているので、首や肩が凝った状態を放置していると目の疲れや視力の低下が起きてしまいます。長時間のパソコン作業やスマホの画面を見続けることで、更なる首や肩の緊張を引き起こし、ドライアイや目の炎症などの様々な問題を引き起こしてしまいます。

 

 

めまいや吐き気がある

首や肩の凝りがだいぶ進んで頭痛が起きてくると、次に考えられるのが、めまいや吐き気といった症状になります。

 

首や肩のこりによる頭痛は耳の内耳と呼ばれるリンパ管にも影響を及ぼします。内耳は体の平衡感覚をつかさどる器官なので、それが障害を受けると目が回るようなめまいやふらつきを起こしやすくなります。

 

 

また頭痛があると脳の嘔吐中枢にも影響を及ぼしてしまい、吐き気をもよおします。同時に体が緊張していることで自律神経が乱れていることも吐き気をもよおす一因になっています。

 

 

この段階まで症状が進むと、かなり体も辛く感じこのままではいけないと認識されるレベルになってきます。

ストレスや不安感にさいなまれている

長期間に及ぶ肩こりや頭痛は、日常生活において集中力の低下や慢性疲労をもたらすことがあります。そして、寝つきの悪さや睡眠の質の低下をもたらします。そのため、たくさん寝ても全く疲れが取れない。休日は夕方まで寝てしまい1日が終わってしまうなどということも起きてしまいます。

 

そして、さらに怖いのが首の歪みが、ストレスや不安感とも関連していることです。うつ病などの精神的な問題も首の歪みから起こるのではないかとの研究が進んでいて、もっと早く首の治療をしていたら最悪の結末を迎えずに済んだのにという報告があります。(参考資料

 

 

私もこれまでたくさんの首の悪い方の施術を行ってきましたが、かなりの確率で首の歪みが強い方は、精神的な問題を抱えている方が多かった印象を持っています。