板橋で産後骨盤矯正・腰痛整体のときわ台駅前整骨院
ときわ台駅前整骨院
〒174-0072 東京都板橋区南常盤台1-16-13 高野ビル1階
受付時間 | 10:00~21:00(定休日:木曜) |
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アクセス | ときわ台駅南口 徒歩4分 |
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更新日2024.9.23 最終更新日2024.9.23 文責 柔道整復師 牧口哲也
この記事を読むことで、整体の失敗でよくある後遺症5つについて知ることによって、整体を受ける際の危険を回避できるようになります。
こんにちは。ときわ台駅前整骨院の牧口です。
当院は腰が痛いことで「孫と楽しい気持ちで旅行に行くことができない」「集中して仕事をしたいのにそれができない自分に嫌気がさす」と思い悩んでいる方でもボキボキしない安全な整体をすることで、患者さんのなりたい未来を叶えるお手伝いをしている整骨院です。
本日は整体の失敗でよくある後遺症5選というテーマでお話しします。
相談内容
整体に行ったところ、施術中に腰椎を強く押されました。翌日、左足に強い痺(しび)れを感じ、歩くのもつらい状態になったので、病院に行ったところ「椎間板ヘルニア」と診断されました。
回答
腰椎は人体の構造上、前凸の形状をしているので、施術ベッドにうつ伏せに寝た状態で後ろから強い圧をかけられると腰椎が前にスライドしてしまい椎間板の髄核が後方に移動してしまい繊維輪を破って椎間板ヘルニアになってしまうことがあります。飛び出したヘルニアが神経にあたり左足の強いしびれを引き起こしていると思われます。
椎間板ヘルニアの場合、7割ぐらいの方が3ヶ月から6ヶ月の保存療法で良くなることが統計から分かっています。痛み止めを処方してもらい、仰向けや横向きでの施術が可能な整体を
選択して、痛みが効くのを安静に待つのをおすすめします。
似たような事例で施術を受けた後、ぎっくり腰になってしまったということもよく聞きますが、こちらも同じ発生機序で腰椎が前にスライドしたことで、背骨の中にある脊髄を守ろうとしてぎっくり腰を起こしているのです。
相談内容
整体マッサージを受けた時に鈍い音がして痛みが続くので3日後に整形外科を受診し肋骨骨折と診断されました
回答
肋骨は骨が扁平で激しいくしゃみをしたり、転倒して脇腹を打っただけでも肋骨骨折を起こしてしまう弱い場所です。肋骨は胸郭と呼ばれる内臓を保護する鳥かごのような形をしていて、あまり大きな動きがないところです。そのため、過度なストレッチや押圧をすると簡単に骨折してしまいます。特に整体時に肋骨を押し込んだ状態から、もう一押し圧を加えただけでも簡単に折れてしまいます。
また、腰に近いところにある肋骨は浮肋骨と呼ばれ、他の骨と関節していない部分であり、筋肉のコリと間違えられてゴリゴリ押されて折れてしまうことがあるので、腰が辛いからと言って施術者に対してもっと強く押してくれとお願いする時は気をつけてください。
肋骨骨折の場合は肋骨バンドをして2週間ぐらい安静にすれば自然と痛みも収まり日常生活を取り戻すことができます。
相談内容
80代の母が整骨院での施術で痛みで動けなくなり、その場で救急車を呼ぶか聞かれましたが、その日は帰宅しました。
翌日自宅で痛みが酷くなり救急車を呼んで病院でレントゲン写真とMRIを撮ったところ、腰椎の圧迫骨折と診断され、即入院となりました。これから回復期リハビリテーション病棟に転院する予定ですが、この圧迫骨折により介護度も上がる見込みで、歩行器を使用しないと歩行できない状態です。
回答
高齢の女性はホルモンの関係で骨粗鬆症になっている方が多く、転倒や軽い尻もちでも圧迫骨折をしてしまう方が多いのですが、施術を受けて圧迫骨折をされてしまって大変な思いをされましたね。
圧迫骨折の初期はコルセットで固定をして、それ以上、圧迫骨折が進行しないように食い止めることが大切になります。その後のリハビリで関節面を整えることで改善することは十分可能なので希望をもって養生ください。
私たち治療家は円背等、背骨の変形がある場合は、うつ伏せでの腰への施術は慎重に行わなければなりません。
相談内容
体で、頭の後ろにタオルをかけ、牽引されました。
力が強く時間も長かった為、気絶しそうになり、止めて下さいと言いました。
その後 「気絶しそうになった、血圧が一気に上がったような気がした、頭鳴りも始まりました」と言いました。
ソファーで休み、頭鳴りが治ったので帰りました。
帰る途中で、頭鳴りが再び始まり、その日は帰って寝ました。
翌朝、頭鳴りが始まり、頭が重く、吐き気、頭の痺れ、ムカつき感もあり、近くのクリニックに行きました。
レントゲン、MRIは異常がありませんが、 1ヶ月後も症状は続いています。
回答
首を急に引き伸ばされたため、交通事故に遭いむち打ちになった時と同じように、脊髄を守るために筋肉が過緊張してしまって、吐き気や頭の重さが出てきてしまっています。頚椎の歪みを取って、過剰な神経反射を和らげてあげれば症状は緩和していきます。
頚椎は生命維持にも関わる重要な神経の通り道になっているので、力任せの手技を受けてしまって最悪の場合死亡してしまうこともあるので、整体院選びの場合はくれぐれも注意してください。
相談内容
全国チェーンの整体のお店に、首や肩の整体をここ数年間受けていました。首の骨を鳴らすなどの治療を受けていたのですが、ここ最近首の痛みがひどくなり、手の痺れも出て来たので、整形外科に行ったところ、首のヘルニアだと言われました。医者からは、直接の因果関係は言われませんでしたが、完治は無理でずっと治療していくしかないと言われました。
回答
頚椎をひねって音を鳴らすテクニックはパフォーマンス的にとてもインパクトがあるのでYouTube動画で流行っていて興味を持たれている方もたくさんいます。しかし、首をひねることで頚椎ヘルニアになる可能性がとても高いという統計があります。ヘルニアになってしまって手のしびれや痛みに悩まされて大変だと思いますが、3ヶ月から6ヶ月の間安静、にマクロファージという白血球が飛び出てしまった組織を食べてくれて、神経に当たらなくなるのを待つ保存療法が有効です。
ボキっと音が鳴るのは関節部分を覆ってる袋の中で気泡が破裂して鳴っているだけであって、それで骨が矯正されているというわけではないので、ソフトなテクニックでも改善することができるので、今後は整体選びも慎重に行ってください。
以上の事例は、数ある整体トラブルの中でもよく起きやすいものです。整体を受けて余計にひどくなったという事態をなるべく回避できるように患者さん側でも知識を持っておいていただけると幸いです。