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交通事故治療で、突然の打ち切りで泣かないためにできる3つの対処法

更新日2022.9.24 最終更新日2023.12.14 文責 柔道整復師 牧口哲也

この記事を読むことで交通事故にあって治療を受けている最中で、まだ治っていないのに保険会社から今月で治療終了ですと突然言われて慌てたり、悔しい思いをしないように事前にできることを解説しました。交通事故に遭うことは人生であまりない経験なので、どのように対応したらいいのかわからない方がほとんどだと思います。そんな方に向けてまとめてみましたので参考にしてください。

目次

 

こんにちは。ときわ台駅前整骨院の牧口です。当院は交通事故に遭って、むち打ちや腰痛に悩まされている患者様が元の生活を取り戻せるようにお手伝いをしている整骨院です。

 

 

交通事故治療で突然の打ち切りで泣かないためにできる3つの対処法

今日は「交通事故治療で突然の打ち切りで泣かないためにできる3つの対処法」というお話です。

いきなり結論なんですけど、以下の3つが大切です。

整形外科の診察は最低でも月に1回は必ず受診しましょう

・弁護士特約に入っていたら、必ず使いましょう。

・整形外科や整骨院でのリハビリ間隔を空けないようにしましょう。

これから詳しく説明しますね

整形外科の受診は月に1回は必ず受けよう
 

まず、第一に整形外科の診察は最低でも月に1回は必ず受診しましょう

交通事故に遭った場合、骨折していないかレントゲンを撮ったり、脳にダメージがないかMRIを撮ったりするために、病院を受診するのは自然な流れだと思います。

その後、仕事の関係等で通院しやすい整骨院でリハビリを受けるために転院することが多々あります。その場合でも、最低月に1回は病院で診察を受ける必要があります。そして、医師にカルテに今の体の状況を正確に記載してもらう必要があるのです。

そのカルテを元に保険会社も治療経過を見ていて、「もう終了でいいのではないか」等々判断してくるので、必ず病院に行き現在、良くなっているのかいないのか正確にカルテに記載してもらってください。

 

事故にあった最初のうちは体の状態も悪く、整形外科や整骨院に通う頻度が多いのは自然な流れだと思います。しかし、仕事が忙しいからという理由で通院しなかったりした場合、客観的に見たらもうこの患者さんは完治しているんじゃないかと保険会社に思われてしまっても仕方がないことですよね。

 

 

交通事故治療は医師の同意が必要

そして医師の方でも月に1回の診察を怠っていると、交通事故と今の症状の因果関係を認められないので、整骨院でのリハビリ継続を許可できなくなってしまいます。

当院に来院されていたある患者様も仕事の合間に病院に行くのは待ち時間もだいぶかかるので、私が「最低月1回は病院に行ってください」と申し上げていたのに仕事が忙しく怠っていたところ、医師から「もう治っているでしょ?」とリハビリ終了を告げられてしまいました。

弁護士特約に入っていたら、必ず使いましょう

次に、弁護士特約に入っていたら、必ず使いましょう。

「弁護士特約って何?」と思われた方も多いのではないでしょうか?

弁護士特約というのは、弁護士の依頼費用が保険会社の費用負担になるというものです。

自家用車を持っている場合、交通事故に備えて、自賠責保険以外にも東京海上やあいおいニッセイ等の民間保険に入ることが多いと思います。

 

 

その保険に対して、特約という形で弁護士特約を付けることがあります。弁護士特約を付けたことを忘れてしまっている場合も多いですが、とても重要なことなので、交通事故に遭った場合は必ず保険証書を確認してみてください。

 

 

 

(火災保険や自転車保険にも弁護士特約をつけることが可能な場合もあるのでご自身の保険についているかどうか確認してみることをお勧めします。)

保険会社に泣かされた

相手方保険会社のお客様は事故を起こした加害者側なので、必ずしも被害者側に寄り添ってくれるわけではありません。

今まで私が経験したところでお話しすると、自転車に乗っていた際に車に当てられて転倒して首を痛めた方がいました。その場合でも、「軽微な事故なので治療は1カ月間しか認めません。」の一点張りで治療前から宣言されてしまいました。

実際はやってみないとどの位でよくなるのか分からないというのが本当のところですが、そのような状況で、泣く泣く1カ月で打ち切りになりました。

まだ、治療できただけよいもので、酷い担当者になると整骨院にかかること自体認めませんという方もいます。本来は、整骨院にかかるかどうかを決めるのは事故に遭われた被害者に決定権があるにもかかわらず。

整形外科や整骨院でのリハビリは間隔を空けないように

最後に、「整形外科や整骨院でのリハビリ間隔を空けないようにしましょう」です。

交通事故に遭われてお身体が辛い場合でも、仕事を休むことができずに、仕事の合間にリハビリを続けられている人も多くいます。

事故に遭われたばかりの時は、早く良くなりたいという思いで、しっかりと通院していたのに、少し良くなってくると仕事が忙しいから、また今度でいいかとなって、気づくと1カ月以上間が空いてしまって・・・というようなことがあると思います。

これって、保険会社の担当者からしたら、もう事故の後遺症は完治したのではないかと思われても仕方がない状況なのですね。

どこかケガをして健康保険を使って整骨院で治療を受ける場合でも、1カ月以上間が空いてしまうと前の治療は完治したとみなされてしまいます。

交通事故治療の場合、1トン以上の鉄の塊がぶつかってきたりして、首や肩、腰を痛めてしまうことが多いと思います。今までの臨床上、3カ月くらい治療を続けて、やっと良くなってくるのが通常かなとおもいます。3つ目はご自身でもある程度コントロールできる注意点だと思いますので、早期打ち切りにならないよう、リハビリの間隔をあけないように気を付けてください。

 

交通事故治療まとめ

最後にもう一度、復習です。

  • 整形外科の診察は最低でも月1回は必ず受診しましょう。
  • 弁護士特約に入っていたら、必ず使いましょう。
  • 整形外科や整骨院でのリハビリ間隔を空けないようにしましょう。

当院では交通事故に遭われた患者様に寄り添った対応をしております。何かありましたら、直ぐにご連絡ください